天カセエアコン 洗浄手順
試運転
- 試運転を行い、風の強弱やルーバーの動作が正常かを確認します。
- エアコンの主電源を切り、ブレーカーを落とします。(リモコンの液晶表示が消えていることを確認)
- 床面を防水作業マットや防水シートなどで養生します。
分解
- 吸い込み口・吹き出しパネルを取り外します。
- フィルターを外し、掃除機でホコリを取り除きます。
- 化粧カバーのビスを半分程度ゆるめます。
- 化粧カバーと本体との間のコネクターに目印をつけておき、コネクターを抜きます。
- 化粧カバーを取り外します。(対角線毎にビスを外します)
- 電装部分を取り外します。この時、デジタルカメラなどで配線の写真を撮っておくと繋ぐ際に便利です。
- ドレンパンに残っている汚水を抜きます。特に、夏場は結露した水がたまっていることが多くあります。
- ドレンパンを取り外します。
- ターボファンを取り外し、洗浄します。※ターボファンは逆ネジのものがまれにあるので注意します。
※ターボファンは曲がると直らないので取り扱いには注意します。 - ターボファンのモーターの配線を外し、モーター本体を取り外します。※モーターが熱い場合もあるので直接触れないように注意します。
これまでに取り外した部品
- 吹き出しパネル
- 吸い込み口
- フィルター
- 化粧カバー
- ドレンパン
- ターボファン
- モーター
養生
- 配線をまとめて養生します。
- ドレンポンプを養生します。
- 天カセエアコン用洗浄シートを仮止めして、周囲をクリップなどを用いてすき間なく取り付けます。
アルミフィン洗浄・リンス作業
- 安全な作業のため、保護メガネ・手袋・帽子等を着用します。
- 汚れに応じてエアコン洗浄剤を希釈して、エアコン洗浄ポンプでアルミフィン洗浄を行います。※洗浄のコツ…アルミフィンに対して垂直方向にゆっくり噴射します。
- 5〜10分後(洗浄剤により放置時間は変動します)、汚れが浮き上がっていることを確認したら、リンス剤の希釈液または大量の水ですすぎ、アルカリ性に傾いているエアコン内部を中和します。 ※アルミフィンにアルカリ成分が残っていると腐食する原因となるため、しっかりとすすいでください。
- pH試験紙を用いてアルミフィンの洗浄剤の残留を確認します。
- ブロアーで水気を飛ばし、タオルで水分を拭き取ります。
- アルカリ排水中和剤で廃液の中和作業します。※pH試験紙を用いて確認します。
化粧カバー・ドレンパンなど取り外した部品の洗浄
- 化粧カバーやルーバーなどのパーツの汚れを中性洗剤やブラシを用いて落とします。
- ドレンパンにはスライムやカビなどが繁殖するためしっかりとした洗浄が必要です。
- 水気を拭き取り、しっかりと乾燥させておきます。
組立・試運転
- 天カセエアコン用洗浄シートを取り外し、水分を拭き取ったら養生した部分を外していきます。
- モーター・ターボファンを取り付けます。(配線がファンに接触しないよう注意)
- ドレンパンにスライム抑制剤(アクタブスジュニア)を投入し、取り付けます。
- 電装部分を取り付けます。
- 吸い込み口・吹き出しパネル・化粧カバーを取り付けます。
- ブレーカーを入れ、リモコンの液晶表示が点灯していることを確認。試運転で各部の動作を確認します。